ラフテレーンクレーン(ラフタークレーン) とは?主要メーカー、クレーンサイズ、必要な免許まで徹底解説

ラフテレーンクレーン(ラフター)

1. はじめに: 建設現場の万能選手、ラフテレーンクレーンとは?

「ラフテレーンクレーン」は建設現場や土木工事、インフラ整備など、日本のあらゆる作業現場で欠かせない存在となっています。この名称は、英語の"Rough Terrain (不整地・荒れた地形)"に由来しており、その名の通り、舗装されていない荒れた土地や軟弱な地盤でも優れた走行性能を発揮する移動式クレーンの一種です。多くの現場関係者は省略して「ラフタークレーン」 または単に「ラフター」と呼んでいます。

車両とクレーンが一体化しているため、単体で現場へ移動し、クレーン作業をこなして帰ってくる機動力と迅速性に秀でています。特にその真価を発揮する場所は日本の都市部特有の狭い現場や、整地されていない工事現場などです。

本記事では、クレーン業務に携わるすべての方々に向けて、ラフテレーンクレーンの基本的な定義、特徴、サイズやメーカーごとの違い、さらには操作に不可欠な免許や資格まで徹底的に解説します。

2. 国内のもっとも多くの作業現場で選ばれている理由

ラフテレーンクレーンが多くの現場で「万能選手」として活躍できる理由は、その特徴的な設計にあります。ここでは、主な3つの特徴を紹介しますがこれらは、ラフテレーンクレーンが「長距離移動の性能より現場内での機動性と効率性を高める」という明確な仕様設計に基づいています。

2.1 不整地走破性と機動性

ラフテレーンクレーンの最大の特徴は、その優れた不整地走破能力です。大型のタイヤを装備し、四輪駆動(4 Wheel Drive=4WD) と四輪操舵 (4 Wheel Steering=4WS) システムを組み合わせることで、舗装されていない悪路や比較的軟弱な地盤でも安定した走行を可能にしています。

さらに、その機動性は単なる悪路走行に留まらず、四輪操舵(4輪ステアリング) システムにより、前輪操舵、後輪操舵、四輪逆位相操舵 (小回り)、四輪同位相操舵 (かに操向)が可能です。「かに操向」は、障害物を避けながら狭いスペースへ進入する際に大きな効果を発揮し、都市部の密集した現場や工場内など、限られた空間での作業効率を飛躍的に向上させます。

4種類のステアリングモード

https://www.tadano.co.jp/service/guidebook/dl/doc/product-guide2_LNG_JA_JPN_202108.pdf

2.2 ひとつの運転席で完結する操作性

ラフテレーンクレーンは、車両の走行とクレーンの操作 (吊り上げ、旋回、ブームの伸縮など)をすべて同じひとつの運転席 (キャブ) で行う設計になっています。これにより、オペレーターは現場に到着後、車から降りることなく、すぐさま運転からクレーン操作へ移行できます。

この設計は、後述するトラッククレーン (走行用とクレーン操作用で運転席が分かれている) と比較して、作業の段取り、時間のロスを削減します。車両移動と吊り上げを頻繁に繰り返すような作業では、この一体型キャブの効率性が大きなメリットとなります。

2.3 公道走行と現場到着後の迅速な作業開始

ラフテレーンクレーンは、公道を自走して現場まで移動することが可能です。最高速度は時速50km未満に制限されているため長距離移動には向きませんが、近隣の現場間を移動する際には非常に便利です。

そして前段で述べたように、ひとつの運転席で操作が完結するため、現場到着後すぐさま作業が開始できるのも大きな利点です。アウトリガーを設置して車体を固定すれば、すぐに吊り上げ作業を開始できるのです。クローラークレーンのようにブームやカウンターウェイトを現場で組み立てる必要はありません。この「到着してすぐ作業、終わればすぐ撤収」というフットワークの軽さが、工期が厳しい現代の建設現場でとても重宝されています。

3. 【徹底比較】トラッククレーン、オールテレーンクレーンとの違い

移動式クレーンには、ラフテレーンクレーンの他にも「オールテレーンクレーン」や「トラッククレーン」といった種類が存在します。それぞれの特性を理解することは、現場に最適な機種を選定する上で不可欠です。ここでは、それぞれのクレーンの違いを詳しく比較します。

3.1 トラッククレーン

トラックの車台 (シャーシ) にクレーン装置を架装したもので、走行用の運転席とクレーン操作用の運転席が別々に設けられているのが最大の特徴です。トラックがベースであるため、高速道路を含む公道での走行性能に優れ、最高時速は90kmに達することもあります。長距離を迅速に移動できるため、遠隔地の現場や広くて平坦な作業スペースでの作業に適しています。ただし、悪路の走破性能はラフテレーンクレーンに劣ります。

3.2 オールテレーンクレーン

その名の通り 「All-Terrain (全地形対応)」で作業可能で、ラフテレーンクレーンの不整地走破性とトラッククレーンの高速走行性能を兼ね備えた、ハイブリッドな高性能クレーンです。多軸の大型タイヤを持ち、ラフテレーンクレーンと同様の四輪操舵システムを備えつつ、最高速度は時速60~80kmと高速走行も可能です。吊り上げ能力は100t を超える大型モデルが多く、風力発電所の建設や大規模な橋梁工事など、よりパワーと機動性の両方が求められる現場で活躍します。一般的に車体が大きく、価格も高額になります。

3.3 【比較表】クレーンそれぞれの特徴と道交法区分、必要免許

このように、ラフテレーンクレーンは「現場内での機動性」、トラッククレーンは「長距離移動の速さ」、オールテレーンクレーンは「両者の長所を併せ持つ万能性」という個性があり、用途に応じて使い分けられています。以下、その特徴と道路交通法上の区分に着目し比較表を作成しました。

ラフテレーンクレーン トラッククレーン オールテレーンクレーン
吊り上げ荷重 100t 未満が中心 比較的小~中型 100t以上が中心
最高速度 約50km/h未満 約90km/h 約60~80km/h
運転席の数 1つ(走行・操作兼用) 2つ(走行用と操作用) 2つ(走行用と操作用)が主流
道路交通法上の区分 大型特殊自動車
総重量20tを超える車両の場合、公道走行時「特殊車両通行許可証」が必要
大型特殊自動車
総重量20tを超える車両の場合、公道走行時「特殊車両通行許可証」が必要
大型自動車
公道走行時「特殊車両通行許可証」が必要
運転免許 大型特殊免許 大型・中型・準中型免許 大型免許
操作免許 移動式クレーン運転士免許 移動式クレーン運転士免許 移動式クレーン運転士免許
ラフテレーンクレーン、トラッククレーン、オールテレーンクレーンの比較図

4. ラフテレーンクレーンのサイズ別「吊り上げ荷重」と代表的な用途

ラフテレーンクレーンは、その「吊り上げ荷重(定格総荷重)」によって様々なサイズに分類されます。この数値は、クレーンが安全に吊り上げることができる最大の重さ(フックなど吊り具を含む) を示しており、機種選定における最も重要な指標です。ここでは、サイズごとの特徴と主な用途を解説します。

16tクラスと20tクラスのラフテレーンクレーン

4.1 小型(~16t クラス) : 狭小地のエキスパート

吊り上げ荷重が4.9t から 16tまでのモデルは、小型ラフテレーンクレーンに分類されます。このクラスの最大の特徴は、その圧倒的なコンパクトさと小回りの良さです。ワンボックスカーが通れるほどの狭い道にも進入可能で、都市部の住宅密集地や狭小道路での作業に最適です。主に3~4階建てのビル建設における資材の揚重や、看板設置、樹木の伐採などで活躍します。

また、車両総重量が20t未満のモデル(例: 16t クレーンなど)は、公道走行時に「特殊車両通行許可」が不要な場合が多く、申請手続きの手間なく迅速に現場へ向かえるという利点もあります。

4.2 汎用(20t~70t クラス): 最も活躍の場が広い主力機

20t から 70t クラスは、市場に最も多く出回っている汎用的なサイズです。特に25t クラスは、車体の大きさが 16t クラスと大差ないにもかかわらず、ブームがより長く、高所での作業が可能になるため、非常に人気があります。

このクラスになると、鉄骨の建方、橋梁工事、テトラポッドの設置といった本格的な建設・土木工事で中心的な役割を担います。例えば60t クラスでは、ビル15階程度の高さでも作業可能になります。なお、車両総重量が20tを超過する機種は公道走行の際、原則として「特殊車両通行許可」の取得が必要となります。

4.3 大型(80tクラス以上): 重量物に対応するパワフルモデル

80t、100t、さらには世界最大級の145t といった大型ラフテレーンクレーンは、より重い資材の吊り上げが求められる大規模プロジェクトでその能力を発揮します。これらのモデルは、車体の安定性をさらに高めるために、追加のカウンターウェイトを装備できるのが特徴です。

主な利用シーンとしては、港湾でのコンテナ荷役、プラント建設、大規模なインフラ整備などです。世界最大級の吊り上げ荷重 145t はビル20階相当の高さでの作業が可能ですが、その巨体ゆえに公道の走行はできず、主に港湾や工場構内専用機として使用されます。

吊り上げ荷重 主な用途 特殊車両通行許可の必要性
4.9t~20t ・狭小地での作業、3~4階建ての建物での資材吊り上げ作業、看板設置 不要な場合が多い
20t~25t ・市街地での一般的な建築・土木工事、高所への資材吊り上げ作業 車両総重量20tを超過したら必要
30t~70t ・鉄骨建方、橋梁工事、テトラポッド設置、ビル15階程度の高所吊り上げ作業 必要
80t以上 ・大規模プラント建設、港湾荷役、重量物の据え付け 必要(145t級は公道走行不可)

5. 国内主要3大メーカー「タダノ・加藤製作所・コベルコ建機」ラフテレーンクレーンの特徴

日本のラフテレーンクレーン市場は、高い技術力を持つメーカー数社によって牽引されています。各社はそれぞれ独自の特徴と強みを持ち、業界の発展に貢献しています。ここでは、その3大メーカーの魅力と代表的な機種を紹介します。

5.1 株式会社タダノ

香川県高松市に本社を置くタダノは、1955年に日本初の油圧式トラッククレーンを開発。現在では建設用クレーン分野で国内トップシェアを誇るリーディングカンパニーです。そのシェアは国内に留まらず、ラフテレーンクレーンにおいては世界でも圧倒的な存在感を放っています。

同社の主力製品であるラフテレーンクレーンは「CREVO (クレヴォ)」シリーズとして知られ、小型の13t クラスから100t クラスまで幅広いラインナップを展開しています。近年では、環境問題への取り組みとして、世界初となるフル電動のラフテレーンクレーン 「EVOLT eGR-250N」 を発表しました。これはバッテリーを動力源とし、走行からクレーン作業までCO2排出ゼロを実現する画期的なモデルです。これは、業界のパイオニアとしてのタダノの革新性を象徴しています。

5.2 株式会社加藤製作所

1895年創業という長い歴史を持つ加藤製作所は、ラフテレーンクレーンをはじめ、油圧ショベルや路面清掃車など、多岐にわたる建設機械・特装車を製造する総合メーカーです。同社のラフテレーンクレーンは、その信頼性の高さと堅牢な作りで多くのオペレーターから支持されています。

製品ラインナップは、10tクラスの「MR-100LSP-V」 から 80t クラスの「SL-850RfⅢ」まで、現場のあらゆるニーズに応えるべく小型から大型まで幅広く取り揃えられています。特に、最新モデルでは排ガス規制への適合はもちろんのこと、車両のコンパクト化を追求し、障害物との干渉リスクを低減するなど、安全性と作業性の向上に注力しています。

5.3 コベルコ建機株式会社

神戸製鋼グループに属する歴史ある大手建設機械メーカーであるコベルコ建機は、オペレーターの操作性や快適性を重視した先進的な機能開発に強みを持つメーカーです。油圧ショベルや国内最大級の超大型クローラークレーンが有名な同社ですが、ラフテレーンクレーンは「PANTHER (パンサー)」や「LYNX(リンクス)」 といったシリーズ名で展開されています。

最新モデルの 25t 級ラフテレーンクレーン 「RK250」には、オペレーターの負担を軽減する新機能が多数搭載されています。例えばオペレーターの感覚に合わせてクレーンの動きを微調整できる「フィーリングオペレーション機能」、死角を減らすためのマルチビューカメラシステムなど、安全性と作業効率を両立させるための工夫が随所に見られます。

5.4 技術面での業務提携

競合関係にあるタダノとコベルコ建機ですが、ラフテレーンクレーンの車台部分 (キャリア)においては、タダノが製造したキャリアをコベルコ建機が採用するという協力関係にあります。

開発・製造コストが非常に高いキャリア部分を共通化することで、クレーン上部やソフトウェアといったメーカー独自の強みに開発リソースを集中させることができます。これは、相互にメリットのある業務提携であると言えるでしょう。

6. ラフテレーンクレーンの作業に必要な免許と資格

ラフテレーンクレーンを扱うには、その特殊性から複数の免許や資格が必要となります。主となるものとして挙げられるのは「公道を走行するため」、「クレーンを操作するため」、「安全作業のため」の3つの資格となります。

6.1 公道走行のための「大型特殊免許」

道路交通法上「大型特殊自動車」に分類されるため、公道を走行するには、一般的なトラックを運転するための大型免許ではなく「大型特殊免許」が必須です。

この免許の取得条件は満18歳以上で、視力などの適性基準を満たせば、普通免許を持っていなくても取得が可能です。教習所に通うのが一般的ですが、普通免許など他の運転免許を保有している場合、学科教習が免除され、技能教習時間も短縮されます。

6.2 クレーン操作のための「移動式クレーン運転士免許」

前述の「大型特殊免許」だけでは、クレーン操作を行うことはできません。吊り上げ荷重が5t以上の移動式クレーンを操作するためには、国家資格である「移動式クレーン運転士免許」の取得が必要です。これは労働安全衛生法で義務付けられています。

この免許は、年齢に関わらず受験できますが、免許の交付は18歳以上です。試験は学科試験と実技試験で構成されており、全国の安全衛生技術センターで実施されます。多くのオペレーターは、登録教習機関で実技教習を修了することで、本試験での実技試験を免除してもらい、学科試験に集中して合格を目指すという方法を選択します。

6.3 荷役作業を安全に行うための「玉掛け技能講習」

クレーン作業は、吊り荷をクレーンのフックに掛けたり外したりする「玉掛け」という作業工程があります。この玉掛けは重い荷物を安全に吊り上げるために重要な作業であり、ロープの強度、長さ、クレーンで持ち上げた時の角度やバランスの適確さなど専門の知識と判断を要します。

また、クレーン作業はクレーンオペレーター1人で行うものではなく、玉掛け作業者と連携し、正確な合図を送り合うことで安全に進行させることができる作業です。

このため吊り上げ荷重が1t以上のクレーンで玉掛け作業を行うには「玉掛け技能講習」を修了した有資格者であることが法律で定められています。

アウトリガーの設置作業と玉掛け作業

7. 車体の安定性を支える「アウトリガー」が事故防止の要

ラフテレーンクレーンは非常にパワフルで便利な機械ですが、その能力は車体の「安定性」という土台の上に成り立っています。そして、安定性を確保する上で最も重要な装置が「アウトリガー」です。

アウトリガーとは、クレーン作業時に車体の側面から張り出してタイヤの位置よりも大きく広げて地面に接地させる脚のような装置のことです。その主な役割は、車体をサポートし、重心を安定させ、クレーン作業中の転倒を防ぐことです。主なタイプとして車体側面から水平に張り出すH型と車体斜め前方に脚を伸ばすX型があります。詳細は お役立ち記事 「移動式クレーンのアウトリガー完全ガイド」 第2章をご参照ください。

関連記事はこちら:クレーン作業の重要ポイント「アウトリガー」の基本と種類

アウトリガーの完全張り出し確認

7.1 アウトリガーが支える「安定性」 という生命線

重い荷物を吊り上げると、クレーンには巨大な転倒モーメント (倒れようとする力) が発生します。アウトリガーは、この力を地面に効果的に分散させ、車体をしっかりと支えます。アウトリガーを最大限に張り出して使用することは、労働安全衛生法で定められており、安全なクレーン作業における絶対的な前提条件となっています。

7.2 地盤沈下と不適切な設置の危険性

現状は、アウトリガーを正しく設置して作業しても転倒事故が発生するケースが見受けられます。その最大の原因の一つは「地盤の支持力不足」です。

ラフテレーンクレーンはその名の通り不整地での揚重作業を得意としますが、その作業環境こそが最大の事故原因にもなり得ます。つまり「荒れた地形で作業できる」という長所が「不安定な地盤の上で作業する」 リスクと表裏一体になっているのです。

たとえ定格荷重内の作業であっても、アウトリガーの接地面が地盤の力に耐えられなければ、転倒事故が発生する可能性が高まります。機械の性能を過信せず、足元である「地盤」をいかに固め、安定させるかが、安全管理の重要な鍵となります。

関連記事はこちら:事故の根本原因「設置圧」と「地盤支持力」について専門家の視点

7.3 接地圧の分散とアウトリガーベース

転倒事故を防ぎ、アウトリガーがその性能を100%発揮するために不可欠なアイテムが「アウトリガー用敷板(アウトリガーベース)」です。

アウトリガーの先端 (フロート)は、クレーン本体と吊り荷の全重量を支えるため、非常に小さな面積に巨大な圧力が集中します。この圧力を「接地圧」 と呼びます。地盤がこの接地圧に耐えられない場合、アウトリガーは沈下し、転倒事故に繋がります。

このような事故を防止するため、一点に集中する荷重をより広い面積に分散させ、地盤が耐えられるレベルまで単位面積あたりの接地圧を低減させることがアウトリガー用敷板の役割です。これにより陥没、転倒リスクを防ぐほか、さらなる効果として、アスファルトやコンクリートといった舗装面の保護も挙げられます。

なお、アウトリガー用敷板については、その材質(木製や樹脂製など)により使い方も違ってきます。この詳細については、お役立ち記事【アウトリガー用敷板の種類から材質の選び方、安全な使い方】の第2章と第3章に解説しておりますので、是非ご参照ください。

関連記事はこちらから:【徹底比較】材質ごとの特徴を理解し、最適な敷板を選ぶ

敷板による接地圧分散のメカニズム図

8. まとめ:能力を最大限に引き出しつつ、安全に作業するために

ここまで、建設現場に不可欠なラフテレーンクレーンについて、その基本性能から仕様、サイズ、主なメーカー、必要な資格や免許、そして安全運用の要であるアウトリガーの重要性までを徹底解説しました。

ラフテレーンクレーンが国内の多くの現場に普及している理由は、不整地での高い機動性と、現場到着後すぐに作業を開始できる迅速性を兼ね備えた、非常に優れた特徴にあることが理解していただけたと思います。

また、その優れた能力を安全に生かすためには、アウトリガーという装置とアウトリガーベースの適切な使用が必要であるということも分かって頂けたと思います。

この解説が現場における効果的なクレーン選びと皆様の安全作業の一助になれば幸いです。